渡米


 渡米は約三週間に及び、提携校滞在期、ブリーフィング期、全米大会参加期の3つに分かれます。

 

 今年度の提携校は、Texas Christian University(TCU)であったためテキサス州にてTCUの学生と交流を深めました。テキサスでは、チームビルディングの一環としての簡単な観光に加え、全米大会のシミュレーション、さらに文化交流としてのジャパニーズ・パーティーを実施いたしました。大会シミュレーションとしては、全米大会での決議案作成方法の確認や質疑応答を講義形式で行い、さらにSDGs関連の問題に関して決議案作成を実際に行いました。数日間ながら、非常に内容に富む時間となりました。

 

 ニューヨークに移動した後のブリーフィング期には、国連女性機関(UN-Women)、国連開発計画(UNDP)、国連児童基金(UNICEF)、国連平和活動局(UNDPO)、国連政治・平和構築局(UNDPPA)、国連日本政府代表部の計6つ場所でブリーフィングを実施して頂くことが出来ました。中でも今後のPKOの在り方や、現在から将来の紛争の特徴に関してご教授頂いたUNDPOでのブリーフィングは初めての試みでありました。

 

 最後の全米大会期は5日間に及びます。想定通りに進まない会議に対して、序盤は困惑する団員もいましたが、素早く切り替え、自分の属するグループを主導するまでに至りました。最終的な結果としては、団体として優秀大使団賞(Distinguished Delegation Award)、さらに7つのPosition Paper賞を獲得いたしました。5日間の会議で、代表団員はそれぞれ多くのことを学べたであろうと考えております。

 

 最後になりますが、弊事業を支えてくださっている財団様や顧問の先生方、日本模擬国連会員の皆様、そして応援してくださった全ての方々に感謝を述べて結びとさせて頂きます。

 

 

 

2019年3月31日

模擬国連会議全米大会第36代日本代表団派遣事業運営局 運営統括・団長

洲鎌 槙吾

 




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