第32代日本代表団の渡米が無事終了しました。渡米の概要を、ミシガン滞在・ブリーフィング・全米大会に分けて報告します。
・ミシガン滞在
3月7日に日本を発ち、現地時間同日21時頃にミシガンに到着しました。団員はミシガンに約1週間滞在し、ミシガン中央大学の学生たちと交流しました。模擬国連のシミュレーションを行ったり、現地の大学の授業を受講したり、一緒に様々な場所へ観光に出かけたりしました。感謝の気持ちを込めて、日本文化を紹介するパーティーを開き、だるま落としやけんだまを一緒にしたり、日本のお菓子・食事などをふるまいました。
・ブリーフィング
ニューヨークのレジデンスに拠点を移したのち、国連代表部及び国連本部にて、日本政府代表部、IAEA、グローバルコンパクト、UNDPなど、様々な国際機関の職員の方々からブリーフィングを受けました。普段の職務内容や、自らが現在の職に至るまでの経歴、そして現在の国連及び国際社会に対して感じていることなどをお伺いしました。外交の最前線で働いていらっしゃる方ならではの貴重なお話を数多く伺うことが出来、非常に有意義な時間を過ごすことができました。座学の勉強だけではわからない現場の空気感を体験することができ、団員からは自らの将来について考えるヒントになった、また考え方や見方が変わったという声が多く聞かれました。
・全米大会
最後の一週間は、シェラトンホテルに移動して全米大会に臨みました。大会序盤は、様々な出身国の学生と、英語が飛び交う議場環境にとまどい、苦しむ団員も見受けられました。しかし、会議で自分の果たしたい役割をはっきりさせていたことで、あきらめることなく、果敢に交渉に挑んでいました。各議論のグループで成果文書作成の中心メンバーになり、多くの文言作成に関わることで、明らかに議論の中心で活躍している団員をたびたび見ることが出来ました。団員育成プログラムを経て成長したのだということを実感でき、長かったプログラムの成果を見届けられました。結果として、32代日本代表団は「優秀大使団賞」を受賞することが出来ました。持てる力をそれぞれの場で最大限に発揮した結果であると考えています。
団員及び団長にとって、非常に有意義な渡米プログラムとなりました。この3週間の中で何を得たのか、何を知ることができたのかを常に自分自身に問いかけながら、今後の日々を過ごしていきたいと思います。
32代日本代表団が無事に渡米を成功させることができたのも、御協力・御支援いただいた多くの皆様のおかげです。深い感謝を申し上げるとともに、報告の結びと代えさせていただきます。
2015年4月20日
32代運営局団長
川島 瑛里子