皆様、こんにちは。
模擬国連全米大会第37代日本代表団派遣事業運営局にて運営統括並びに団長を務めております、坂本 知陽と申します。
6月に実施した事業報告会を以て、正式に第37代運営局が発足し、歴史ある襷を9人の運営局員で受け取りました。当事業をより成長させ、先代から引き継いだ襷によりよい歴史を刻み、次代に繋げられるよう、尽力して参ります。
数十年前に比べ、私たちが住む今日の社会は、自分の意見を容易に発信できるようになったと同時に、多くの考え方に触れられるようになりました。併せて、社会情勢の移り変わりが激しいのも現代の特徴だと考えております。
変わりゆくグローバル社会に生きる私たちには、「他の意見に流されることなく、自分の考えを確立させ、それらを発信すること」が強く求められているのではないのでしょうか?
そこで、私たち37代運営局は
“Find Your Vision”をコンセプトとして掲げました。
「Vision」には「洞察力」や「未来像」など様々な意味があり、これを含んだ今期のコンセプトは人によって異なる捉え方をすることができます。
私たちは、第37代運営局として、統一された一つの捉え方を持つのではなく、あえて曖昧にすることで一つの意味に縛られることなく各々が自分なりの「Vision」を考え描いていくべきだと考えこのコンセプトを定めました。
私たちが生きるこの社会は、定められた一つの答えがありません。だからこそ多様な考えの中で自分なりに言葉の意味や社会情勢を捉え、確立させていくことが重要だと強く考えます。
当事業の活動を通して、当事業の運営局員・派遣団員、それぞれが確立させた考えを、全米団内に留めることなく世界中の人と交換することによって、新たな視点を獲得し、より洗練されたものとしていく次第です。
そして培った視点を基に、大学卒業後の将来の夢や目標だけでなく、10年後、20年後、その先の「Vision」を描き達成させる過程において、様々な世代の方に新たな視点を提供するという形で、日本社会に還元する所存です。
最後になりましたが、日頃より当事業へのご理解・ご支援を賜っております顧問の先生方、財団の皆様、企業の皆様、協賛・後援団体の皆様、そして日本模擬国連会員の皆様に心より感謝申し上げます。今後とも、当事業への温かいご支援のほど、よろしくお願い致します。
模擬国連会議全米大会第37代日本代表団派遣事業
運営局運営統括・団長
坂本 知陽